公開日:2023年12月21日

過度な修正に注意?韓国の証明写真事情

こんにちは!

皆さま一度は撮ったことがあるのではないでしょうか。そう『証明写真』。

パスポートやビザ申請、就職活動時に必ず必要となってきますよね!

日本で証明写真を撮った場合、大体の大まかな修正はどこのフォトスタジオでもしてくれると思いますが、

韓国のフォトスタジオではメイクアップからさまざまな個所の修正まで完璧にしてくれます✨

コンプレックスのある個所や、気になる点を相談しながら丁寧に修正してもらえるというところもポイントです。

証明写真の価格は大体1万ウォン~2万ウォン(1000円~2000円程度)となっています。

日本のセルフで撮影する証明写真機がだいたい700円〜900円程度なのでそれを考えるとかなり安いですね。

証明写真の重要度

日本ではコンビニやスーパーなど街を歩いていると割とセルフ用の証明写真機が設置してあるため、

一般的な証明写真が欲しい場合はわざわざ写真館に行かなくてもこの証明写真機で済ます人も少なくはないでしょう。

しかし韓国ではフォトスタジオまで足を運んで撮影してもらうことが非常に多いです。

見栄えを気にすることが多い韓国では、就職活動をする際に提出する履歴書の証明写真がかなり重要視されているようです。

特に女性は、大切な書類審査で落とされないようにするためにも証明写真一枚に気合が入っています。

そのため日本でよく見かけるような証明写真機も少ないです。

住民登録証も写真が必要

韓国の場合、 住民登録証の携帯が義務付けられています。

いわゆるIDカードです。

日本ではこのような規定の身分証明書というものがないため、保険証や運転免許証、パスポートなどを使う場面が多いですね。

韓国の住民登録証は16歳になったら作ることが義務付けられており、日常の至る所で使います。

携帯電話を購入する際、銀行口座を作る際、さらにはインターネットのサイトの会員になる時でさえ必要となります。

逆にいうとこれがないと生活が大変不便なことになり、韓国に長期で滞在する外国人の場合は外国人登録証を申請することになります。

そんな韓国人必須の住民登録証にももちろん写真が必要です。

そのため証明写真を撮る機会が日本よりも多いのかもしれません。

住民登録証の写真の規定

住民登録証の写真の規定が2015年から変わりました。

注意点として主に下記の点が喚起されています。

外国人登録証も同じなので長期で滞在を予定している人はチェックしましょう。

・耳と眉毛を出すこと
片側であっても髪で耳や眉毛が隠れていたらダメです。

きちんと両耳、左右の眉毛が出ていることが求められています。

特に女性は注意しなければいけない部分ですね。

髪が長い人はピンで固定する、髪を後ろに流すなどをしましょう。

・正面の写真であること
もちろんですが、正面を向きましょう。

角度を付けて撮るのは禁止です。

・帽子、サングラス、マフラーの着用不可

帽子やサングラスは本人確認が難しくなってしまうためもちろん禁止です。

マフラーはたまに着用したまま撮る人もいるようです。

韓国で証明写真を撮る際の注意点

フォトスタジオで証明写真を撮り終わった後は、

スタッフが写真を確認しながらパソコンを使って念入りに修正作業を進めていきます。

肌をつるつるにしたり、目を少し大きくしたりと少しでも良い雰囲気になるようにと修正をたくさんしてくれるのですが、

あまりにもしすぎると実際に会った時に誰?となってしまうので修正の頼みすぎには注意が必要です。

証明写真の用途に注意!

また就職活動で企業に提出するような履歴書の証明写真と

住民登録証の写真では撮り方に注意をしなければいけません。

就職活動で必要な証明写真の場合、あくまで相手に好印象を与えることが目的です。

書類審査で落ちないために写真でできるだけ本人の明るさや誠実さ、清潔感をアピールするのが目的です。

そのため上記のようにある程度写真が修正されたとしても書類審査で受かって、

面接で「写真と見た目が少し違う」と思われたとしてもそれで不合格になることは基本的にないでしょう。

面接時に全力でアピールしましょう。

しかし住民登録証の写真の場合、自分の身分を証明するものなので、本人の姿であることが必要です。

最近では写真の過度の加工により、本人であることが確認できなく、

住民登録証の写真を撮り直させる事例も増えています。

韓国のとある地域の住民登録証の担当者によると1割程度の割合でこのような事例が増えており、

フォトスタジオに過度な修正は控えるように注意喚起もしているようです。

最近注目を集めている住民登録証の写真

そんな韓国では最近このような可愛いカラフルな背景の証明写真が注目を集めています。

現行の住民登録法上、証明写真の背景は実は白のだけでなく、

柄がない単色でも使用することができるため、

このように住民登録証の写真として使用することが可能なようです。

実は韓国でも住民登録証の証明写真にこのような派手な色の背景が使えるとは知らない人も多く、

このような証明写真は画期的なこととして各ニュースで取り上げられ話題となりました。

韓国のネット上ではパスポートやフォーマルな履歴書には使えそうもないという意見もあるものの、

見栄えが良いため、履歴書に使っても自己アピールになりそうという意見も多いです。

日本の証明写真の規定は?

日本も韓国のように証明写真が必要な文化です。

証明写真の種類にも寄りますが、履歴書に必要な写真の場合、一般的には白、ブルー、グレーなどが多いです。

特に規定がなければ会社の雰囲気によっては上記のように背景色で個性を出すというのもありかもしれませんね。

パスポート用の証明写真の場合、写真のサイズは45mm×35mmです。

背景色は淡い色による無地とされており、細かい規定はありませんが、

人物と背景の色がかぶらないようにだけ注意があります。

つまり白い服の時に白い背景色にならないように注意が必要です。

ただしビザ用の写真になると国によって規定が異なるため注意です。

ちなみにカラコンは禁止とされています。細かい規定は総務省のホームページで確認しましょう。

総務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/ic_photo.html

韓国に留学する際、学生証用の写真、または履歴書やパスポートの更新時などで写真が新たに必要になるかもしれません。そんな時に韓国のフォトスタジオで撮影してもらうと綺麗に撮影してもらえます。値段も高くないため機会があったら行ってみましょう。

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