外国人登録証徹底解説|韓国に入国したら必ずやること!

韓国に中長期で滞在するすべての外国人が必ず取得しなければならない「外国人登録証」。
今回は、語学留学やワーキングホリデー、就職などで韓国に来る方向けに、外国人登録証の取得方法や注意点、必要書類について、公式情報と現地の実例を元にわかりやすく解説します。
- 外国人登録証とは?
- 外国人登録証が必要な人
- 外国人登録証の申請手続き
- 申請時期と期限
- 申請場所
- 訪問予約の方法
- 外国人登録に必要な書類一覧
- 登録手数料
- 受取までのスケジュール
- 携帯義務とモバイル版について
- 外国人登録証を受け取った後に必要な手続き
- よくある質問と注意点
- まとめ
外国人登録証とは?
外国人登録証(Alien Registration Card/ARC)は、韓国に90日を超える滞在をする外国人に発行される法的な身分証明書です。韓国では住民登録証と同等の効力があり、以下のようなシーンで提示が求められます。
・銀行口座開設
・携帯電話契約
・就職、アルバイト登録
・医療機関の利用
・賃貸契約書や保証人登録
・出入国審査や空港での本人確認
🔍 法的根拠:出入国管理法第31条(출입국관리법 제31조)に基づき発行されます。
外国人登録証には何が登録されるの?
氏名・性別・生年月日・国籍・韓国での住所・滞在資格および滞在期間・ビザに関する情報など

外国人登録証は単なるIDカードではなく、出入国管理法第32条およびその施行規則第47条に基づいて、外国人の個人情報および滞在に関する事項が出入国・外国人庁に登録されます。
外国人登録証が必要な人
以下に該当する場合、外国人登録の義務があります。
・語学堂や大学に通う学生(D-2、D-4ビザ)
・ワーキングホリデービザ(H-1)保持者
・就労ビザ(E-2、E-7など)保持者
・結婚ビザ(F-6)保持者
その他、90日を超える滞在を予定する外国人
❌ 観光ビザ(B-2など90日以内)は対象外。ただし延長・変更がある場合は別途手続きが必要です。
外国人登録証の申請手続き
韓国で長期滞在を始めるなら、まずやっておきたいのが外国人登録証の申請です。ここでは、いつ・どこで・どうやって申請するのかを順を追ってご紹介します。
申請時期と期限
韓国入国後、90日以内に外国人登録証の申請を完了する必要があります。違反した場合は最大100万ウォンの過料が課されることがあります(出入国管理法施行令 第94条)。最悪の場合、不法滞在とみなされる可能性もありますので、未申告とならないように注意しましょう💡
申請場所
申請は滞在先住所を管轄する出入国・外国人庁にて行います。
空港での申請は不可。居住地に基づいた事務所へ必ず訪問してください。

訪問予約の方法
外国人登録証を申請するには、出入国・外国人庁に行く日付と時間を事前に指定して予約する制度を利用します。
希望する日時をオンラインで選び、窓口での手続きをスムーズに進められるようにするためのものです。
✅2021年4月から全国の出入国・外国人庁では訪問予約制が導入されており、原則として予約なしで直接窓口を訪れても、申請を受け付けてもらえません。

手続きは、HiKoreaを通じて事前予約が必要です。
・「訪問予約」セクションから進む
・在留資格に応じた申請カテゴリを選択
💡 出発前にHiKoreaで訪問予約を済ませておくとスムーズです。
外国人登録に必要な書類一覧
📌 書類はあくまで一例です。出入国庁の判断や在留資格によって必要書類が追加・変更されることがありますので、最新情報は必ずHiKoreaや各出入国庁の公式サイトで確認してください。
- 35,000ウォン(現金を持参し、出入国庁内で収入印紙を購入して支払います)
- 郵送受取を希望する場合は追加で宅配料(4,000ウォン程度)を支払う場合あり
受け取りまでのスケジュール
📍郵送での受け取りを選択した場合でも、本人確認のため基本的には対面での受け取りが必要です。韓国では配達前に連絡が来ないことが多く、希望した時間に届かないこともあるため、確実に受け取りたい場合は出入国管理所での直接受け取りをおすすめします。
登録証の携帯は義務です!
韓国に滞在する外国人(満17歳以上)は、常に外国人登録証またはモバイル外国人登録証を携帯する義務があります(出入国管理法 第27条)。出入国管理官や公務員に提示を求められた場合は、正当に応じる必要があります。
⚠️ 携帯していなかった場合、最大で100万ウォン以下の過料が科される可能性があります(出入国管理法 第98条第2項)
モバイル外国人登録証とは?
通常の外国人登録証と同等の効力を持つ電子版の身分証で、アプリを通じてスマートフォン上に表示できます。以下の条件を満たす人は発行が可能です。
- 外国人登録証をすでに取得していること
- モバイル登録証の申請を行い、承認を受けること
- 利用できるのはスマートフォン1台までで、有効期間は登録証と同じです
外国人登録証を受け取った後に必要な手続き
外国人登録証を受け取ったあとも、引っ越しやパスポートの更新、所属先(語学堂・職場など)の変更があった場合は、変更届の提出が必要です。
また、帰国や永住権取得などで外国人登録が不要になった場合は、登録証の返却手続きも義務付けられています。
よくある質問と注意点
滞在先が未確定でも予約できる?
A. 予約自体は可能ですが、申請当日には有効な住所証明(契約書など)が必須です。
滞在地を引っ越したらどうなる?
A. 14日以内に住所変更申告が義務(HiKoreaからオンライン可)。未申告は過料対象。
紛失・再発行の手続きは?
A. 紛失届+再発行申請が必要。警察署の紛失証明書を持参し、再度手数料が必要です。
まとめ:外国人登録証は韓国生活の「鍵」
外国人登録証がないと、生活インフラの多くが制限されてしまいます。入国直後からの準備が大切であり、在留資格・滞在目的に応じた適切な申請を行うことがポイントです。
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