公開日:2023年12月21日

日本とちょっと違う?韓国の映画館事情

皆さまこんにちは!

韓国で映画館に行ったことはありますか??

日本の映画館とは少し違う部分があるので

今日はその点をご紹介しようと思います!

韓国の映画料金

日本で映画館で映画を観るとなると一般料金は1800円と結構高額な金額設置となっていますが、

韓国の映画館は日本に比べると料金が安くなっており手軽に最新の映画を見ることができます。

世界的に見ても日本では映画館で映画を観る人が少なく、

年間でも平均1回ほど映画館に足を運ぶくらいですが、

韓国では世界的に見ても映画館に足を運ぶ人が多いです。

韓国では全席指定となっており、少し見にくくなってくる前のほうの席が一番安く、

一番見やすくなっている後方の席が少し高めとなっており席ごとによって値段設定が変わってきます。

また、一番早い回になると6000ウォンとかなり格安の値段で見ることができます。

高価な席だったとしても日本で見るよりも断然安く見ることができるので、

韓国に滞在している留学生達も利用しやすくなっています。

そのため映画を観るという行為が韓国では日本に比べてかなり多いです。

チケットの購入方法

映画館でのチケット購入方法は日本とあまり大差がありません。

映画館のチケット売り場にて上映の映画情報や時間などがモニターに表示されます。

それをカウンターのスタッフに伝えてチケットを必要な枚数分購入します。

映画館によっては自分で購入できるタッチパネル式の券売機で購入する方法もあります。

チケットだけでなくポップコーンやドリンクなど注文も同じように行います。

また映画館の公式サイトで予約する方法もあります。

特に人気の映画や、連休期間、人気の座席などは早々に売り切れてしまうため、

確実に映画を楽しみたい方はオンラインで購入するのがベストです。

ただし韓国の電話番号などが必要になります。

日本では体験することのできない豪華な映画鑑賞

映画館CGVの一部では日本では見られない豪華な施設が用意されています。

カップルのデートにもってこいで二人がピッタリくっついて座れるようになっている『スウィートボックス』、

シートのリクライニングが可能で座席に呼び出しベルがついていて

上映中に飲み物を注文することができる『ゴールドクラス』といったものもあり、

ほとんど寝ながら映画が観れるというように普段とは違った雰囲気で映画を楽しむことができます。
https://youtu.be/FqSsox5HfsI

スクリーンXが人気に

最近ではCGVの『スクリーンX』というシステムが非常に注目を集めています。

スクリーンXは全面だけでなく、左右の壁面もスクリーンとして活用して映像を映し出す方法で、

3面によるスクリーンでより没入感や臨場感を味わえるシステムです。

270度の超ワイドスクリーンで視界いっぱいに映画を楽しめます。

このシステムは2015年に韓国で導入され、

2017年から東京のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にも導入されました。

YouTubeでも宣伝動画が公開されています。


映画館の問題

そんな韓国の映画館ですが、実は様々な部分で現在問題点が指摘されています。

実は食べ物の持ち込みOKだけど問題が…

韓国でも賛否が分かれるところですが、実は韓国の映画館では基本的に食べ物の持ち込みがOKとされています。

これには経緯があり、元々韓国の映画館は日本と同じように食べ物の持ち込みが禁止でした。

しかし映画館に売っているポップコーンやコーラなどの食べ物やドリンクの値段が高く、

さらに種類も少ないといった声があがり、2008年に公正取引委員会がCGV、MEGABOX、ロッテシネマなどの

韓国の主要な映画館に外部からの食べ物の持ち込みを禁止すべきではないと勧告しました。

これにより食べ物の持ち込みができるようになりました。

しかしここで新たな問題が発生し、不快感を与える食べ物や蓋のない飲み物は控えるようにとは注意があるものの、

基準が難しく、事実上ほとんどの食べ物が持ち込み可能となってしまっています。

例えばパンはOKでも、ハンバーガーはダメ?じゃあ、ホットドッグは??…

など人によってもだいぶ感覚が異なり、規定が難しくなります。

このため、映画中にお菓子だけでなく、ハンバーガーやチキンを食べる人が多く、

音や匂いのせいで映画に集中できないという声も非常に多いです。

一部では映画終了後に豚足やマッコリ、ジャージャー麺の容器まであったといった報告もあり、

映画のマナーを見直そうという声もあります。

もちろんこの状況に不快感を示す人は多いものの、2016年の映画館の消費者を対象にした調査結果によると、

観客の90.2%が「映画館の商品の販売価格が高い」と感じていることが明らかになっており、

「そもそも映画館で販売してある食べ物が高いことに問題がある」という声もあがっています。

韓国では映画の料金がかなり安いこともあり、映画館で食べ物やドリンクを買うと1万ウォンほどとなり、

映画の料金を超えることもあります。そのため余計高く感じるのかもしれません。

韓国では現在でもこの映画のマナー問題は度々話題になるため、今後もこのような議論が続くことが予想されます。

映画館の座席別料金

CGVでは2016年3月から座席に等級(クラス)を持たせるという制度が導入されました。

これは飛行機の座席のように座席が上からエコノミー(8000ウォン)、スタンダード(9000ウォン)、

プレミアム(10000ウォン)と料金が分かれており、日によっても料金が変動するというシステムです。

スクリーンに近い座席列は通常よりも安く、逆に人気がある席は高く、また平日の午前中が安くて、週末が高くなります。

これに対し、事実上の映画料金の引き上げであり、しかもサービスが以前と変わらないという不満が続出しています。

しかし韓国の公正取引委員会によると、「顧客満足度が高い人気の席に追加料金を設け、

評価が低い座席に割引を実施する行為が市場の価格の乱用に繋がるとは証明できない」と発表しています。

2016年に導入されたシステムですが、韓国では未だに不満の声が続出しています。

この状況に韓国では安い座席を購入して、映画館が暗くなったら席を移るという人が続出するという問題が発生しています。

このような人達は席を移すことから『バッタ族(메뚜기족)』と呼ばれています。

映画が始まってしばらくした後に席を移すためこのようなバッタ族を映画館側が管理するのは難しく、

結果的に正規の料金を支払った人達が損をすることになるため難しい問題となっています。

このように日本とは似ているようで実は異なる韓国の映画館。映画館だけではないですが、

韓国では日本よりも様々な業界に対して公正取引委員会が割と注意を喚起してシステムが変化することが多いようです。

CGVの座席別料金の導入を考慮したとしても日本よりも料金はかなり安く、

日本よりも夜遅く、あるは24時間上映しているところも多いため、一度行ってみてはいかがでしょうか?

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