韓国の物件基本知識
韓国の賃貸制度
賃貸契約にかかる基本費用
-
保証金
日本でいう敷金のような役割で、契約時に一度支払い、オーナーに契約期間中預けておくお金。契約終了時に返還される。
-
家 賃
賃貸物件に対して借主がオーナーに支払う賃貸料であり、月払い基本である。
-
管理費
建物の維持費として家賃とは別途支払うお金であり、物件により管理費に含まれる内容は異なる。
-
光熱費
世帯で使用する電気・水道・ガス代のことであり、別途インターネットの契約料金がかかることもある。
保証金は日本の敷金のような役割をするお金で、契約時に一度支払い、契約期間中オーナーに預けておきます。韓国では、この保証金制度があるため、お部屋を借りるときに保証人を立てたり、保証会社を利用するという必要がありません。預けておくお金ですので、契約終了時には原則として全額返還されます。
契約終了の手続きにて、家賃等の未払いや、お部屋の設備を故意的に壊してしまった！などのトラブルが確認できた際には、この保証金から必要な費用支払うことになります。保証金は契約時、そして退去時にのみ関係してくるものですので、入居中は追加で支払うということはありません。
保証金の返還額 ＝ 家賃等の未入金－修繕費ー光熱費の未払い金ー退室掃除費
毎月の家賃の代わりにオーナーに一定の金額を保証金として預ける制度である。オーナーはその資金を運用することで利益を上げる。借主は毎月の家賃が掛からなというメリットがあり、預けた保証金は契約満了時に返還される。
契約時に所定の保証金を支払い、毎月お部屋の使用料(家賃)を支払う制度である。チョンセと比較して保証金の額はかなり低くなり、保証金は契約満了時には同じように返還される制度である。
外国人もチョンセ契約は可能であるが、契約者の9割以上がウォルセでの賃貸契約となっている。主な理由としては、“韓国へ高額資金を送金するための手続きが別途必要”、“韓国で外国人がチョンセローンを組みにくい”、“2年以上の長期契約になることが一般的で、語学留学やワーキングホリデーを目的とする渡航VISAの場合は、契約期間と居住期間が合わない”ということがあげられる。
家賃の支払い方法
家賃の支払い日は、①契約日を基準として毎月先払い、②契約日に関係なく指定日に毎月先払い、③契約日を基準として毎月後払いの主に3つのパターンがあります。
例…家賃60万ウォンのお部屋を7月6日から10月5日までの3か月契約をした場合
韓国の物件タイプ
学生向けの共同宿泊施設(＝寮)で、元々は韓国の学生や受験生が勉強に集中するためのお部屋としてつくられました。そのため、小さめのお部屋に必要最低限の家具のみが備え付けられています。
| 契約期間 | 保証金 | 家 賃 | 管理費 | 光熱費 | 3ヶ月以上 | 相場０～ 20万ウォン | 相場45～ 65万ウォン | な し | な し |
|---|
基本的な設備
-
ベッド
-
机・テーブル
-
椅子
-
クローゼット
-
トイレ
-
シャワー
-
洗面台
-
Wi-Fi
-
エアコン
（個人管理式） -
冷蔵庫
（ワンドア式）
契約期間は3ヶ月以上が基本ですが、1ヶ月や2ヶ月のみの滞在も相談可能です。保証金が比較的少ないことや、管理費・光熱費が家賃に含まれていることで、リーズナブルにご契約いただけます。
キッチンや洗濯機は共同施設に設置されており、他の入居者と共同で使用します。共同生活という意識が高いため、契約者以外の外部者はコシウォンへの入室を原則禁止している物件がほとんどです。
基本的に5階建て以下の低層階の建物をいいます。最近はエレベーターが設置されている物件もありますが、階段のみが一般的です。一人暮らし向けのワンルームが多く、1.5ルームや2ルームのお部屋もあります。
| 契約期間 | 保証金 | 家 賃 | 管理費 | 光熱費 | 1年もしくは 2年 | 相場500～1000万ウォン | 相場55～70万ウォン | 5～10万ウォン | 平均5万ウォン |
|---|
基本的な設備
-
クローゼット
-
シンク台
-
IHコンロ
-
冷蔵庫
-
洗濯機
-
トイレ
-
シャワー
-
洗面台
-
エアコン
（個人管理式） -
床暖房
（個人管理式）
一人暮らし向けのワンルームを基準とした価格です。2年契約が一般的ですが、学校近郊では1年契約できる物件もあります。1年未満の短期物件は少なく、契約条件は保証金が下がる一方で家賃が上がります。
学校近郊のワンルームは学生向けにベットや机が備え付けのお部屋もあります。管理費にはインターネットの契約料金が含めれていることが多いため、Wi-Fi共有器のみ用意することでネット環境が整います。
オフィス＋ホテルの造語で、低層階にコンビニや飲食店などの商業施設が入店している建物が多く、上層階が住居になっている建物をいいます。浴室にシャワーブースが設けられている物件が多いことも特徴です。
| 契約期間 | 保証金 | 家 賃 | 管理費 | 光熱費 | 1年 | 相場1000～2000万ウォン | 相場70～100万ウォン | 平均15万ウォン | 平均5万ウォン |
|---|
基本的な設備
-
クローゼット
-
シンク台
-
IHコンロ
-
冷蔵庫
-
洗濯機
-
トイレ
-
シャワー
-
洗面台
-
エアコン
（個人管理式） -
床暖房
（個人管理式）
短期契約できる物件もありますが、家賃は120万ウォン以上が相場です。インターネットは個人で契約することが多く、費用面での負担はワンルームより大きくなりますが、駅から近いなど交通の利便性も良いです。
様々な用途で使用される物件タイプのため、基本的な付帯設備以外は、個人的に準備することが一般的です。浴室にシャワーブースが設けられていることやロフトタイプのお部屋があることも人気のポイントです。
一戸建てや2ルーム・3ルームの各部屋に複数人で住みながら、リビング・キッチン・浴室・洗濯機などを共有して生活します。一人部屋や二人部屋、三人部屋など複数人で生活するようなお部屋もあります。
| 契約期間 | 保証金 | 家 賃 | 管理費 | 光熱費 | 6ヶ月～ | 相場家賃2ヶ月分 | 相場45～65万ウォン | 3万～7万ウォン | 1/nウォン |
|---|
基本的な設備
-
ベッド
-
机・テーブル
-
椅子
-
クローゼット
-
Wi-Fi
-
エアコン
（個人管理式）
共同生活に慣れていくために、契約期間は最低6ヶ月以上になることが多いです。一人部屋もありますが、二人部屋以上になると相場より家賃は下がります。光熱費は入居者で分割をして支払うシステムが一般的です
お部屋には必要最低限の家具のみ揃っており、キッチンや浴室、洗濯機は他の入居者と共有して使用します。物件によって運営システムや契約条件が異なるため、規則等を確認してからご契約ください。
日本の「マンション」のような建物で、20階前後の高層アパートが一般的です。間取りは2ルームや3ルームが中心で、敷地内に公園があるなど施設やサービス面で充実しており、ファミリー向けのお部屋が多いです。
| 契約期間 | 保証金 | 家 賃 | 管理費 | 光熱費 | 2年 | 相場3000万～5億ウォン | 相場120～300万ウォン | 平均25万ウォン | 平均13万ウォン |
|---|
基本的な設備
-
クローゼット
-
シンク台
-
IHコンロ
-
トイレ
-
シャワー
-
洗面台
-
エアコン
（個人管理式） -
床暖房
（個人管理式）
エリアや間取り、築年数により価格は様々です。駐在員向けのアパートは江南・龍山・麻浦・デジタルメディアシティが多く、一人暮らしでも1.5ルームや2ルームがおすすめです。
生活に必要なほとんどの家具・家電は別途ご購入する必要があります。浴室にバスタブが備わっている物件やバルコニー(ベランダ)、ウォークインクローゼットが備わっている物件があるのも特徴です。
ワンルーム・オフィステル・アパートの間取り
-
ワンルーム（1R）
お部屋とキッチンの間に仕切りがなく、キッチン・リビング・寝室がまとまっているタイプのお部屋です。お部屋にはベッド・机・クローゼットなど生活に必要な最低限の家具の設置が可能で、広めなワンルームですと十分に居住スペースが確保できます。
オススメの人 一人暮らし
-
分離型ワンルーム（分離型1R）
日本でいう1Ｋタイプのお部屋になります。1部屋+キッチンを意味していて、キッチンが居室と独立しているタイプです。キッチンが独立している分、居住スペースを広く確保することができ、玄関から寝室が見えないようにすることも可能です。
オススメの人 一人暮らし
-
1.5ルーム（1.5Ｒ）
日本でいう1LDKや1DKといった形です。1Rに小さめのお部屋が追加されたという形になります。寝室とキッチン・リビングのスペースを分けて確保できる間取りです。ワンルームより広さがあるお部屋が多いため、ある程度余裕のある一人暮らしに適しています。
オススメの人 一人暮らし
-
ロフト型ワンルーム（ロフト型1R）
ワンルームに2階(ロフト)を追加したお部屋で、オフィステルに多い間取りです。ロフト=寝室という空間を作ることで、生活にメリハリをつけることができます。お部屋によってはロフト型1.5ルーム、ロフト型2ルームなど1階にお部屋が複数あるタイプもあります。
オススメの人 一人暮らし、二人暮らし
-
2ルーム（2R）
日本でいう2Kや2DK,2LDKといった形で、ワンルーム+お部屋が2つという大きさになります。アパートで採用されることが多い間取りで、共有部分を確保しながら各自のお部屋が欲しいという二人暮らしにもおすすめのタイプです。
オススメの人 二人暮らし、ファミリー
-
3ルーム（3R）
日本でいう3DKや3LDKといった形で、ワンルーム+お部屋が3つという大きさになります。浴室が2部屋ある物件もあります。子供がいるファミリー向けの間取りとなりますが、シェアハウスの運営で使用されるタイプのお部屋でもあります。
オススメの人 ファミリー
韓国発コラム
暮らしの知識 in Korea
暮らしの知識 in Korea
海外生活スタートのサポートをさせて頂けることに「感謝」し、お客様の代わりとなって、全力で物件探しさせて頂きます！
「安心」「納得」して頂けるまで 全力を尽くします！
部屋ナビスタッフ一同
